2月10日頃に発売されたある週刊誌に「60過ぎたら、保険はいらない」というセンセーショナルなタイトルの記事が掲載され、それに関して読者からメールをいただきました。
ただ、書かれていたメールアドレスに返信してもエラーで帰ってくるばかりですので、ここで思うところを書くことにしました。
このホームページの初めてのブログがこんな内容になってちょっと残念ですが・・・
その雑誌については、もう発売されていたとは知りませんでした。というのは、ゲラチェックもなく、見本誌もまだ届いていない状況だったからです。ようやくその記事を入手して目を通して、びっくりしました。
というのは、先週、この雑誌から取材協力を受けた際には、60歳以降の医療保障・がん保障でどんな相談が多いかと、留意点について話してほしいといった趣旨で見えたので、自分の考えを説明した次第でしたが、まさか、こんなタイトルで編集される記事だとは思ってもいなかったからです。
私は、がん保険や医療保険に入りたいという人の、希望に合う保険商品の相談にのる仕事をしていますので、ニーズが高い60歳超の方々の保険加入ニーズを否定したことはありません。今回、このようなアウトプットのされ方をするのだと知っていたら、決して取材協力などしませんでした。
過度な保険料負担で家計が苦しくなる人に場合は、保険料の費用対効果を見て最低限度でのプランとする提案などもしているという話などもしましたが、自分の意図とは異なる引用のされ方をして結論づけられていて、悲しい気持ちでいっぱいです。
結局はこのような筋書きありきでの取材だったのだと思うと、悔しくてなりません。記事にあるデータをどこのだれが出したものなのかも存じませんし、ゲラチェックもなかったのです。
ただ、大手出版社がまさかゲラチェックもないとは思わなかった私にも甘さがありました。この苦い経験を踏まえ、今後の取材は警戒して臨もうと思います。
気分を悪くされた読者に本当に申し訳なく思います。
2014年2月12日